真壁石燈籠フェア
真壁が誇る国に認定された伝統工芸品。 職人たちの情熱溢れる石灯籠を観に、毎年多くのお客様がお越しになられます。
技術伝承ビデオのダイジェスト版(6分)が見られます。
真壁石燈籠は平成七年に国の伝統工芸品に指定。
五百年にわたる真壁石の歴史が国に認められました。
真壁石の魅力はその優美さと堅牢さ。
伝統の名工たちにより継承される歴史をご覧ください。
江戸時代、久保田吉兵衛を祖とする真壁石燈籠は、厳しい子弟相伝により伝えられ切り初めから仕上げまでにかかる18手の技法が用いられ、繊細優雅な彫刻に優れています。県内では、結城紬や笠間焼に次いで、3番目に真壁石燈籠が指定されました。
真壁石燈籠の特徴は、第一に石にあります。真壁石は6000万年前に生成されたといわれる石英・長石・黒雲母からなる花岡岩の良質さが、世に知られることになりました。また伝承された石材加工の高度な技術により重い、硬い、水に強いを追求した現代の真壁石燈籠が誕生した。
昭和時代には、鉄筋コンクリートの建築の普及により石の需要が低下する一方、伝統工芸としての真壁石燈籠の制作が盛んとなり真壁石燈籠の産業化が行われるようになる。バブル経済崩壊後の需要減など、時代の影響を受けつつも、独自の伝統技術を貫き現在に至っている。
墓石の生産量日本一を誇る真壁石。
格調の高さとやすらぎをあたえてくれます。
お墓には気候風土が国土から採れる
国産材が最も適しています。
伝統的スタイルを守りつつ多様化
個性化のニーズに応えていきます。
桜川市真壁町の石材業は地場産業として重要存在です。墓石生産量日本一の産地として、特に国産墓石は、東日本の大半が真壁で作られています。
やさしい色目が特徴で、墓石に使用する石の中でも最もいい石とされており、真壁石は500年前より墓石・供養塔類に使用され、指定鉱石とされています。
昔から材料八分と言われ、石を採掘した時からいい石の良し悪しが決まっています。人間の力では石質を変える事は出来ないのです。だからこそ最良の原石を用意することが重要になってきます。この事から真壁石は風化しにくく、長く保つ品質を備える石と言えるでしょう。
斬新な発想と伝統の技が
堅牢な石をドラマチックに表現。
石は自在な表情で時代のメッセージを伝えます。
伝統工芸士は鎌倉時代から石材加工技術が発展し、現代ではより多くの工芸士を輩出することができるようになりました。
古来からの伝統の技と巧みな発想力から生まれるのが彫刻と言えます。そこから生まれる工芸品はまさに歴史が生んだ最高傑作です。
真壁石はとても固く、壊さない限りは、千年でも残ります。我々、伝統工芸士は自分の納得のいく作品を後世に残せるように一つ、一つ心を込めて制作しています。
常陸三山の懐に眠る硬質で堅牢な石、それが真壁石です。
日本の代表的な卸影石としてその歴史は古く、
江戸期には多くの専門的石工が輩出しました。
現代へとその伝統は受け継がれて、
真壁工芸品として形を変えていきます。
伝統的工芸品産業の振興に関する法律に基いて経済産業大臣が指定する伝統的工芸品で、昭和49年5月25日に公布されました。
①100年以上前から続いている技術・技法を用い、②原材料も昔と同じものを使用、③長い年月をかけて培った職人の技がつくりあげたもので、④現在もなお日常生活に使用されている製品⑤一定の地域に生産する人が集まっていること。これらの条件をすべて備え、経済産業大臣指定伝統的工芸品の指定を受けたものを「伝統的工芸品」と呼びます。真壁石燈籠は茨城県では結城紬、笠間焼、に次いで、平成7年4月に国の指定になりました。